チシャトウの栽培

チシャトウとはどんな野菜?

チシャトウとは、別名「茎レタス」「アスパラガスレタス」などとも呼ばれ、直径3〜5cmくらいの組を地表に30cmほど伸ばして成長します。

茎の部分はアスパラのような歯ごたえがありクセがないので炒め物、サラダ、和え物、漬物など幅広いジャンルで美味しくいただけます。乾燥させたものが山クラゲとして知られるものになります。

原産は中国で、古来より広く高級で縁起のよい野菜として、日本では高級な和食食材として料亭などで利用されてきました。

栄養面は、ビタミンA1、B1、Eのほか、カルシウム、フラボノイド、鉄分などバランスよく含んでいます。また、肝機能の改善に貧血予防、がん予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防、ナトリウムを排出させる働きのあるカリウムにより、高血圧予防に効果が期待できるといわれています。

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チシャトウの栽培方法


チシャトウ…茎レタス(山クラゲ/ステムレタス)の育て方のポイントは?

日当たりと風通しよい場所で、暖かくなってから種まきすることが、チシャトウを栽培するポイントです。ただ、日照時間も長くなるとトウ立ちして味が落ちてしまいます。植え付ける時期をずらさないことに加えて、街頭や夜間照明の近くといった1日中明るい場所の近くには植えないようにしてください。


種まきの時期と方法は?

収穫時から逆算して、霜が降りない時期まででしたらいつでも種まきは可能です。気温が15℃を下回らない環境になったら栽培適期です。用土にバラ蒔きをし、3㎜程度覆土し、発芽まで乾かさないようにします。やや寒い時期に蒔く場合は室内で蒔き、暖かくなったら外に出してください。

はじめて育てるときは、日が短くなる夏に種まきをした方が失敗せずにすみますよ。また、25℃以上になると休眠してしまうので、湿らせたティッシュに種をくるんで2日ほど冷蔵庫に入れてから蒔くと発芽率が高まります。

  1. セルトレイに種まき用の培養土を入れる
  2. それぞれの区画に種を2〜3粒ずつまく
  3. 種に光があたるよう、薄く土を被せる
  4. たっぷりと水やりをする
  5. 日当たりのよい場所で土が乾かないよう管理する
  6. 本葉が2〜3米生えたら、それぞれの区画に生育のよいものを1本残して間引く
  7. 本葉が4〜5枚になったら、鉢やプランター、地面に植え替える

苗植えの時期と方法は?

十分に育った苗を、4〜5月か9〜10月に鉢やプランターに植え付けていきます。
鉢・プランター草丈が高くなるので、深さのある容器を準備します。10号鉢なら1株、60㎝プランターなら2〜3株くらいが植え付けの目安。容器の縁から下2〜3㎝のところまで野菜用培養土を入れたら、苗よりも一回り大きな植え穴を掘り、苗を植え付けていきます。このとき、苗の根に付いた土は崩しません。

地植え

  1. 植え付ける2週間前に1㎡あたり100〜120g(コップ1杯)の苦土石灰を混ぜて耕す
  2. 植え付ける1週間前に完熟堆肥2〜3㎏、化成肥料100〜120gを土と混ぜ合わせる
  3. 幅100〜120㎝、高さ10〜15㎝の畝を立て、表面を黒マルチで覆う
  4. 株同士の間隔が20〜30㎝空くよう、植え穴を空ける
  5. 根に付いた土を崩さず、苗を植え付ける
  6. たっぷりと水やりをして完了

水やり、肥料の与え方

水が多いと根腐れを起こして枯れてしまいます。植えた場所にかかわらず、植え付けた直後はたっぷりと水やりをしますが、その後は葉っぱがしおれてから水やりをするようにします。

肥料の与え方は、植え付けから2週間後と、1ヶ月後に追加の肥料を施します。それぞれ、株の間に化成肥料を一握り(20〜30g)まき、土と混ぜ合わせて株元に寄せておきます。また、尿素を根元に散布することにより成長を促します。

チシャトウの栽培で注意する病気や害虫は?

菌核病、灰色かび病、軟腐病、ベト病などの仰臥位にかかることがあります。病気を防ぐためには、日当たりと風通し、そして水はけのよい場所で栽培すること。被害が出てしまった葉はすぐに摘み取って、処分をしてください。

収穫の時期と方法は?

収穫期:6〜7月/11〜12月
種まきをしてから4〜5週間で若葉の収穫が可能となります。茎がだんだんと太くなってくるので、75〜85日目に(茎の長さが25〜35㎝、太さが3〜5㎝ほどに成長したら)根元から切って茎を食用として利用してください。春に種まきをしたときは、生育が早いので早めに収穫してください。

保存方法

生のチシャトウは痛みやすいので、乾燥しないよう湿らせた新聞紙などに包んでから袋に入れ、冷蔵庫で保存してください。